リコ

「リコお母さんねえあんまり泣かんくなったけど、
あかんねまんだ泣けてくるわ、だってリコがおらへんのだもん、
まーいにちまいにちリコと一緒だったのにさ〜、
リコがおらへんどこにおるの？がっつ君のお父さんが
がっつ君と散歩してるって言ってくれたから、
あんたがっつ君と散歩しとるの？引っ張ったらあかんよ、
よー言うこと聞いて天国の雲のすき間から落ちんよーにね
リコは知ってるだろうけど、ここはあつなってきたよー
そーいえばお母さん、もー前みたいにリコの隣のベッドばっかりに
おらんくなったわ、けっこう隣の部屋でテレビ見たりしてる
リコってさー、いっつも笑顔だったよね
なんかそんな印象があるわ、リコがいてくれて
リコがいっつも笑ってくれて笑かしてくれて
ながーい間一緒にいてくれてほんとありがとね」