最期
2006年7月1日死に目に立ち会うことはできなかったけれど
同じ空間でリコは亡くなっていた
先生がおっしゃる通りだとすれば、リコの最期は眠るよう
ほんの少し開いた目から青い瞳が見えていた
リコの顔の前で手を動かすと瞳が動いているように見えた
息をしていないだけで、リコはまるで生きているようだった
立ってリコをじっと見ていると、なんだか体が少し動いて
まるで息をしているようだった
1日4本の点滴、通えるなら通っただろうし入院もしただろう
通えないので私と娘が点滴をしていた
通えないわけじゃなかったかもしれない
だけど体を動かすとリコの体力消耗が分かっていたのでやめた
通えなかったぶん私達はリコと最後の時間を過ごせた
人間までとはいかないけれど、ペット医療が高度になった今
多くの人が多くのペットが病院で亡くなっていく中
最期が家だった、リコに感謝
そういえば今でもやっているのだろうか
病院の名前と肩書きだけ立派で、20年、30年前の医療をする動物病院
診察料は行くと1回5千円、何もしてもしなくても毎回5千円
5千円は先生のポケットの中へ
診察台に体重計はない、手術後のお腹は雑巾で拭く
麻酔の量を測れないと、途中で目覚めたまま手術続行
家族がそばに!と呼ばれたので成人前だったかな私が中へ
手ぬぐいで口と手足をぐるぐる巻きに縛られ、手術台に固定
「もうすぐだからね」と声をかけた
手術の前に言われた言葉
「手術には10万かかるから、この犬殺して新しいの買ったら?」
待合室に戻ると両親がいない、あれ?
外に出てみると、遠くの田んぼの中
「あんた中に入ったの?私耐えられなくてチビの声がかわいそうで」
って・・・
その手術は帝王切開で残ってしまった赤ちゃんを取り出すのだったかな
まだ若かったチビは一週間で元気になり、赤ちゃんと暮らすように
チビの最期はそこで受けた癌かもしれない腫瘍の摘出
あまりにもずさんな手術だったので、妹の犬がいってる病院にしてみた
清潔でスタッフもいっぱい、人間の病院と同じ〜
「この犬」って言い方しない名前を言ってくれるか
「この子」って言ってくれる
チビは最期そこで安楽死
リコもそこに通っていたんだけど、遠くて大変だから
近くにできた小さな動物病院にかえた、
小柄な女医さんです、最期リコはその先生のおかげで
家で静かに眠った。
同じ空間でリコは亡くなっていた
先生がおっしゃる通りだとすれば、リコの最期は眠るよう
ほんの少し開いた目から青い瞳が見えていた
リコの顔の前で手を動かすと瞳が動いているように見えた
息をしていないだけで、リコはまるで生きているようだった
立ってリコをじっと見ていると、なんだか体が少し動いて
まるで息をしているようだった
1日4本の点滴、通えるなら通っただろうし入院もしただろう
通えないので私と娘が点滴をしていた
通えないわけじゃなかったかもしれない
だけど体を動かすとリコの体力消耗が分かっていたのでやめた
通えなかったぶん私達はリコと最後の時間を過ごせた
人間までとはいかないけれど、ペット医療が高度になった今
多くの人が多くのペットが病院で亡くなっていく中
最期が家だった、リコに感謝
そういえば今でもやっているのだろうか
病院の名前と肩書きだけ立派で、20年、30年前の医療をする動物病院
診察料は行くと1回5千円、何もしてもしなくても毎回5千円
5千円は先生のポケットの中へ
診察台に体重計はない、手術後のお腹は雑巾で拭く
麻酔の量を測れないと、途中で目覚めたまま手術続行
家族がそばに!と呼ばれたので成人前だったかな私が中へ
手ぬぐいで口と手足をぐるぐる巻きに縛られ、手術台に固定
「もうすぐだからね」と声をかけた
手術の前に言われた言葉
「手術には10万かかるから、この犬殺して新しいの買ったら?」
待合室に戻ると両親がいない、あれ?
外に出てみると、遠くの田んぼの中
「あんた中に入ったの?私耐えられなくてチビの声がかわいそうで」
って・・・
その手術は帝王切開で残ってしまった赤ちゃんを取り出すのだったかな
まだ若かったチビは一週間で元気になり、赤ちゃんと暮らすように
チビの最期はそこで受けた癌かもしれない腫瘍の摘出
あまりにもずさんな手術だったので、妹の犬がいってる病院にしてみた
清潔でスタッフもいっぱい、人間の病院と同じ〜
「この犬」って言い方しない名前を言ってくれるか
「この子」って言ってくれる
チビは最期そこで安楽死
リコもそこに通っていたんだけど、遠くて大変だから
近くにできた小さな動物病院にかえた、
小柄な女医さんです、最期リコはその先生のおかげで
家で静かに眠った。
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